定山渓鉄道資料集

<滝ノ沢停車場> 鉄道開業当初、簾舞から定山渓までの間は列車行違いができないために岐線が設けられ、大正13年に停留場として開業する。途中、簾舞との間の豊平川に接する区間は断崖の続く難所でもあったことから、保線作業のための岐線を設ける意図もあったのかもしれない。電化後は駅員配置の停車場に格上げされた。時の駅長が植樹した2本の桜の木が今も毎年満開の花を咲かせ、往時を偲ばせる。図面は昭和32年4月4日。

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